仕事をしていると、実際に「”SOHO=個人事業主”」だという意識を持ってください」といわれる場面が多くあります。私が在宅ワークをしていた頃、よく周りのお友達にこう言われました。「家でお小遣い稼ぎができるの?通勤しなくていいならラクじゃない。いいな~。私もやってみたいから教えて!」そんな時、私はこう答えていました。「外で働けないの?外で働けるのなら、そのほうがラクだよ。」
個人事業主の責任
「在宅ワークとは?」にも書いた通り、SOHOというのは個人事業主のことで、会社を持つのと同じようなことなんですよね。だから、たとえばデータ入力なら入力だけしていればいい、というわけではなくて、営業から経理から備品の購入から、すべて自分一人でしなくてはなりません。
そして、データ入力は出来高制であることが一般的なので、時間がかかって作成したデータでも間違えたデータや使えないデータに対してはお金がもらえないこともあります。それなら外で働くほうが仕事の内容に関わらず時間分のお給料がもらえて、なおかつその他の雑務は一切する必要がないのですから、よほど効率的だと思うんです。
でも自宅で仕事ができるということは、通勤の必要がない、好きな服装で仕事が出来る、時間の配分が自由にできる、やりがいがある、などのメリットもたくさんあります。これを読まれている皆さんは、少なくともなんらかの事情があって外で働けない方や、自宅で仕事ができるライフスタイルを夢見ている方々ではないかと思います。ですから、SOHOというスタイルで働くことを実現するには、まずこの部分の意識をはっきりと持って始めることがとても大切なことだと思います。
”自分”という看板をあげて、”開業”する。
ここがきちんと押さえられているかどうかが、成功の鍵とも言えると思います。